狂気による窒息

去年1番売れた本は村上春樹の「1Q84」だったけど、


面白いのは「1Q84 上巻」に比べて「1Q84 下巻」の方が売り上げがかなり少ない事(笑
<

多分、多くの人がブームになってるから買ってはみたものの、
読んでも意味がよくわからんくて挫折したんだろうね〜。




僕も昔、村上春樹の小説を初めて読んだ時は「う〜ん」って感じだったなぁ。。

明確なストーリーがなくって、未解決は未解決のまま終わるし、
「ダヴィンチ・コード」のような俗っぽさ(笑)スピード感とかスリルもないし、、、。


ただナルシストな文章やな〜としか、正直思わなかったんだけど。

ようするに僕の視野がとても狭かったんだな。






今読むと、もの凄く心に響く、、。

「わけがわからないもの」を何でも「良い!」って言えば「俺芸術わかるねん」的な風潮があるような気がするんだけど、

それは全然違うよな〜。


「わからない」ものが芸術だと思ったらそれは大きな勘違いだ。



「説明出来ない」のであって、決して「何も感じとれない」わけではないのだ。



それが
生まれてこのかたそういう「説明できないがはっきりと感じる」ものに出会ったことがないヤツは
「わからない」ものは何でも芸術だと思い込む。

そこでなおのことイラっとくるのは「わからない」ってなった時に
「俺やっぱ芸術とかわからんわ」となるんじゃなくって
「俺芸術わかるはずやから!ああ、これわからん!よし、これ芸術や!」って思っちゃう所なのだよ(苦笑。



村上春樹と東野圭吾。。


どちらもとっても凄い人だと思うけど、その作品の性格はかなり違う。


東野圭吾の小説にはメッセージがあったりする。
社会に対して言いたいことがあったり、
社会に対して問いかけようという意志が見える。



村上春樹の小説は「どれも同じ」なのだ。
どの作品も彼の「狂気」の影を映したものなのだ。
伝えたいことがあるわけではなく、
ただの「狂気の影」のバリエーションなのだ。



僕は芸術とは「狂気の影」だと思っている。

勝手にね(笑。



芸術家はみんな「狂気」を持っている。

「狂気」と言っちゃうとなんだか安っぽく感じられるし、
僕の考える「狂気」っていうのは、一般的に浸透しているイメージとはかなり違うんだけど、

僕に学がないだけかもしれないけど、でもやっぱり他に言葉が思いつかないし、



何よりやっぱりなんとなくカッコいいからそう呼ぶことにする(笑





芸術家の中に宿る「狂気」にライトを当てると、その「狂気の影」が映る。

その「影」が芸術作品だと思うのです。

だから「狂気自体」が芸術なのではない。



ライトの強さや、角度によって、その影は幾通りもの作品になる。


しかしその元になるものは全て同じなのだ。



だからよく言われる「才能の泉が枯れる」なんてことは当てはまらない。

どれだけ作品を作ってもそれは影に過ぎなくて、
どれだけ吐き出してもそれは「狂気」自体ではないからだ。

「狂気」は減ることはない。
枯れることなんてあるはずがない。


死ぬまで宿り続けるものなのだ。
死ぬまで取り憑き続けるものなのだ。



ただし
ライトを当てる気力がなくなることはあるかもしれないけどね。



芸術家とは「常に己の狂気で窒息しかかっている。」悲劇の主人公なのだ。




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『想像してごらん』


目の前に醜い汚物がある。
目を覆いたくなるような汚物が。

しかしそこから立ち去ることは出来ない。
顔を逸らすことも出来ない。

手も届かない。

手にはライトだけが渡される。


とにかくなんとかしたいのだ。



出来ることは「照らす」ことだけ。

しかしそんなことで醜い汚物が消えるはずはない。


それはわかっているのだが、

しかし、「照らす」こと以外、一切は禁じられていた。



だからひたすら照らし続ける。。



絶望、無力感、諦め、、

呼吸をするたびに、生に対して否定的なあらゆる観念が
肺の中を満たしていく。。


呼吸とは「生きようとする意志」だ。

「生きようとする意志」によって、生に対して否定的な観念が注ぎ込まれているのだ。





なんということだ。




なんでこうなのだ。。。







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、、、、。



つまり芸術作品というのはもともと他人が理解出来るようなものではないのだ。



同じような狂気を宿している人間だけが「なんとなく反応する」ものなのだ。





、、、、。


うーん、細かく説明しようとすると1冊の本になってしまいそうだから、

この辺でやめとこぉ。。。



あ、ちなみに偉そうなことをツラツラと書いたけど僕はまだ「1Q84」を読んでません(大笑




「モノを知れば知るほど、人間はしゃべれなくなる。」

確信を持って話せることなど何もないことに気付いていくからだ。


おお、こんなとこにも二次関数の反比例が、、


余剰次元の仕業が、、。





ん?


「じゃあ、ペラペラと偉そうに語るお前は何なんだ?」って??





ただの自己陶酔の、まだ勉強不足だけどエエ格好したくてたまらない、そんな人間なのさ(笑



どうだ!


正直だろう??